アパレルのトリビア

服やバッグに合成皮革が使われるのは なぜ?

 

バッグやジャケットなどで合成皮革が使われる品物がびっくりするほど増えてきました。

合成皮革が広く使われるようになってから
ハイペースで技術が進化して、
軽くてカラフルで安く加工できるようになってきたからですね。

こんにちは、すぎゼロ(@sugizero)です。(^^)/

 

最近本を買うのはもっぱらAmazonでぽちっと買い物してしまうのですが、
ひさしぶりに本屋さんに行ってびっくり!

アパレルブランドごとの雑誌が本屋さんに売っていて、箱入りの付録が付いている。
Beams、 Avirex, nico and、・・・・・・付録はブランドのバッグやポーチ。

 

バッグやポーチの付録はかなり昔から付いていましたが、布製やビニール製の
付録らしいペラペラふろくがほとんどでした。

 

今のふろくは合成皮革で作られたバッグやポーチで、とても付録に見えない
しっかりとした金具まで付いている
完成度の高いしろものばかりです。

合成皮革ってなに?

合成皮革がローコストで作れるようになったから、バッグやポーチが
簡単に付録になってきたわけです。

本革に近い感触に作れる合成皮革はポリウレタン(PU)という素材から出来ていて、
原料は石油から作られています。。

 

このポリウレタン
結構いろんなところで便利に使われてきていて、
繊維と混ぜて伸びチジミが効くストレッチデニムの生地を造ったり、
スウェットトパーカーに文字をプリントするインクになったり、
靴底をシッカリとくっつける接着剤になったりして活躍しています。

反面、
ポリウレタンの様な合成樹脂は太陽光の紫外線を浴びると劣化がはやまるのが特徴で、
2~3年でベタベタと表面が劣化してきてしまいます。

一時流行ったフェイクレザージャケットなどは、今頃ベタベタのボロボロになっているんじゃないでしょうか?
あればかりはもう元には戻れないのです。

 

合成皮革は織布や編み布をベースにして、
その上にポリウレタンを塗布していく作り方なので、

劣化する時はそのベース生地から合成樹脂が剥がれ落ちていくわけです。


イメージは「エクレア」ぽろぽろチョコだけ剥がれ落ちて味もべつべつ。( ;∀;)

合成皮革は安価に量産できるので、中国を筆頭にアジア諸国で世界の8割を
生産していると言われています。

そりゃあ 日本の雑誌の付録になるわけだ。

 

とうぜん劣化までの距離が短いと分かっている物だから、
比較的耐用年数が短くても問題がない服や靴、カバンなどに使われている訳です。

新しいものを買ってもらいたいのがアパレルブランドですからねぇ。
短い期間に劣化することは納得済みなのかもしれません。

 

合成皮革と人工皮革のちがい

ごうせいひかく と じんこうひかく

めちゃ似てるけど、わざわざ違う呼び方があるんだから
なんかあるんだよね的な。

「ごうひ」ってよく聞くし、安っぽい合皮と本革の違いは目で見てわかるけど

ほんとうに見ただけではちっともわからんないくらいの
ソファーみたいな家具や
カーシートとかランドセルとかありますよね?
しかも2~3年どころじゃなく長もちしてる気がする。

人工皮革ってなに?

そこで 人工皮革の出番です。

合成皮革という大きなジャンルの中に人工皮革という種類があって、
有名なのだと雨に強いランドセルやお父さんのビジネスシューズなんかに使われている
「クラリーノ」があります。

不織布をベースにポリウレタンをしみこませて作るのが「人工皮革」

ちゃんと繊維の奥までポリウレタン樹脂が浸透しているから、ベースの生地からはがれにくく長持ちするわけです。

イメージで言うと「しみチョコ」割れても味は変わらないあの一体感。(*´ω`)

 

2~3年でボロボロ剥がれ落ちてくるカーシートとか困りますものね。
クレームだらけになっちゃいますから、水や汚れに強く長持ちが一番です。

まとめ

合成皮革は安く量産できて耐水性がある
人工皮革は長く使えて耐水性がある

 

合成皮革がボロボロは何とかならないのか?

 

人工皮革の開発が始まってから50年たって、
見た目だけでは本革と見違えるほどのクオリティを実現しているけれど、
今のところ経年劣化だけは回避できないらしいのが残念な所。

もしやぶれてきそうだと気が付いたら、ソファーやカーシートなどで使える

粘着付き合皮シート ・ 補修用合皮シートなどで
補修して、急場をしのぐ手があります。

切って貼るだけで簡単なので、破れる前なら貼ってみる価値はありそうです。

 


YNAK 合皮 補修用 粘着付きシート 19×75cm (エクルベージュ)



セプトゥー(ceptoo) シートカバー のびーる粘着合皮シート ショートサイズ S-011

 

残念ながら一時流行ったフェイクレザージャケットなんかは
経年劣化してしまうので、あきらめて買いなおす方がベターだと思いますが、
これからは
動物愛護の考え方からも、人工皮革で量産されていくようになりそうですよね。

ABOUT ME
sugizero
主婦として働き始めて20年。まだまだパート・アルバイトから学ぶことはたくさんあります。 マナーもニーズも高速で変化していく時代でも、「働くことで手に入れる学び」があることを日夜楽しんでいます。