アパレルのトリビア

本革と合成皮革(フェイクレザー)の違い

 

 

ファッションやオシャレに興味があって、ちょっと知っていたら
テンション上がれる知識って楽しいと思いませんか?

こんにちは、すぎゼロです。(^^)/

今回は
本革と合成皮革(フェイクレザー)の違いを見分けるのって
むずかしいですよね。って話です。

とりあえず知っていた方が良いアパレルの知識や
知っているとネタになって面白い事なので、さらっと読んでみてください。

( *´艸`)

 

アパレル店員だった頃の知識を活かして、リユースショップでも働きました。
古着を扱っていると、日本は四季で気温差が激しいから、衣替えの文化が無くならないんだなあと感じます。

それは
暑くなる頃に春夏物、寒くなる前に秋冬物の古着買取が増えるからです。

秋冬になるとテキメンに、レザージャケットを売りに来てくださる方が増えます。

 

技術がかなり進歩してきて、ほんとうに最近は
本革製か合成皮革製か?

やばいくらい差が見分けにくくなってきています。

鼻を近づけてにおいをかぐ人や 重さで感じる人など
見分け方も様々でしたが、
正直どれも正解を見つけるのが難しくなっているのが困りものです。

本革の種類

 

動物の皮を腐らないように長期保存を可能にした
「なめし」加工

動物の皮を革製品にする本革製品は、手に入りやすい動物の個体数で
原材料費に違いが出てくることが多いんです。

 


薄くて軽くてわりと水にも強い革です。

豚肉を食肉としてよく使う国では安く手に入る皮で、
日本ではあまり高価なイメージが無い感じがします。

よく言うアパレルショップでレザージャケットを接客していると、たいていの人は
豚革だと知らなければ、デザインや軽さで気に入ってくれるのに、

「ぶた? ブタかぁ・・・」と素材でいきなり興味を無くす人が多かったものです。

販売価格も比較的安く買いやすいのに、
「自慢しにくい素材」が、選ばれにくい傾向でありました。


ですから

古着で買取をする時には
レザージャケットだから、本革だからと言って必ずしも高額で買取できませんでした。


製品表示タグの素材が
「豚・ピッグスキン」になっているときは、
意外と売れにくい傾向がある事を考えて買取金額を付けています。

 

でも実は


ルイヴィトンなどの高級ブランドバッグの生地に
ビッグスキンを使っていることでも有名ですし、

豚革特有の3穴空いた毛穴が特性で、
通気性や軽さの面でもとても
使いやすい革です。

 

個人的には豚革の軽さがおススメで、
手頃な値段で手に入れられる所が最大の魅力です。

デザイン的にタイトで綺麗なシルエットのレザージャケットなら、
ファッション性を考慮して手に入れるのは有りだと思います。

 

 

 


硬くて丈夫な牛革は、
バイクで転倒した時などに身体を守ってくれるイメージで
ライダースジャケットの定番的な素材です。

日本で使う牛革の原料の多くはまだ輸入に頼っています。

牛革は
人間が服や服飾に加工することが多い革のせいか、
皮を採取する牛の年齢や性別で、細かく革の種類が分かれています。

いちばん野性的で丈夫なオス牛「ブルハイド」から、
せつないほどやわらかい胎児の皮「ハラコ」まで革の種類が
豊富です。

争いごとの少ない子育て牛(めす牛)は、
皮の傷が少なくてきめ細かいレザーに仕上げられるので
「カウハイド」はおしゃれ着用に人気があります。

皮が厚くて丈夫なオス牛の革は、
去勢された比較的傷の少ない「ステアハイド」が
ライダースなどに使われることがおおいです。

 

 

柔らかくのびて着心地が良く、革肌が細かくて綺麗なので、
近年よく使われている革です。

身体にぴったりのタイトなシルエットに縫製できるので
街着用のおしゃれなデザインが多く見られます。

軽くてふわっとした印象の羊革の表面は傷がつきやすく
破れやすいのが難点ですが、
シープレザー・ラムレザー・スエードなど、
人気があってよく使われています。

 

山羊


革肌がデコボコしていて摩擦に強いので、羊より
傷を気にしないで着られるメリットがあります。

薄くて耐摩耗性に優れているので型崩れしにくいメリットがあります。

人類最初の家畜は山羊と言われているほど、
山羊は「ヤギ乳」が採取しやすい事で人間の近くで生息してきました。
今では牛の乳の方が量も多く採取できるので、山羊革も貴重です。

 


運動量が多い動物なので、脂肪が少なく薄くて柔らかい革です。
お尻の皮の部分がきめが細かく希少な部位で
コードバンと言われるめっちゃ高額の部位があります。
ウマ革自体が貴重で高額になることもあって、
財布などの小物に使われることも多いです。

 

鹿


薄くて柔らかく、軽くて丈夫。
水にも強く革ひもにもよく使われています。

経年劣化しにくいのが鹿革の特性で、
東大寺 正倉院に鹿革革製品が収められています。


洗車に使われる水でざぶざぶ洗える(セーム革)も、鹿革です。

 

 

マダマダ種類はたくさんありますが、
一般的に服や服飾に加工されている事が多いのは
以上の動物の皮が多いです。

 

本革は使えば使うほど馴染んで味が出る中古感が魅力です。

牛皮をなめし加工しただけの肌色の滑革(ぬめがわ)は、
雨などの水分に触れるとシミになったりカビたりするので嫌がる人もいますが、
使い続けた人にしかわからない
艶と飴色に経年変化するところが、
本革にしか出せない中古感になる人気のポイントです。

記録的に長持ちする鹿革ほど長くないにしても、
本革製は「一生もの」なんてよくセールストークで使われます。

 

合成皮革のメリットとデメリット

 

合成皮革はポリウレタン樹脂から出来ていて
「PU」素材と言います。
2種類の化学物質が結合してできています。

ポリウレタンは
適度な伸縮性と水に強い扱いやすい素材にする技術開発が進んで、
洋服・雑貨・カバン・靴・・
今ではありとあらゆるところに使われています。

 

合成皮革の素材であるPU(ポリウレタン)は合皮以外にも

ストレッチ素材の動きやすいパンツを作る繊維
Tシャツのぷくっと膨らんだプリント素材
スニーカーの底をくっつける接着剤としても使われていて、
かなり万能な素材として人気があります。

革製品に似せた合皮(フェイクレザー)は、

水濡れを気にしないで使える事で人気の素材です。

合皮は発色のいいカラーでも作れるので、
カラフルなランドセルや装飾にどんどん使われるようになりました。

 

ただ、
ポリウレタン樹脂には最大の弱点があって、

着ていても、着なくても、
手入れをしてもしなくても、時間と共に劣化します。

その寿命は2~3年で、必ず寿命がくるのです。

まだ布地は綺麗なのに、
ポロポロとカバンのふちや持ち手が剥がれ落ちてくるのを
見たことはありませんか?

悲しい事にこの劣化を食い止めることは、今の段階ではできません。

本革との決定的な違いは、素材として形をとどめられるか否かの違いです。

いくらカラフルで雨に強くても、2~3年でボロボロに崩壊することを考慮の上で
合皮とは付き合わなくてはなりません。

 

中古品の合皮は注意が必要!

 

中古品は
リユースショップに売られた時には、
すでに製造してから時間のたっている
ジャケットだったり、バッグだったりするわけです。

合皮の寿命としてはあと1~2年でポロポロです。
((+_+))

 

大事にクローゼットの中や箱に詰めてしまっておいたりしたら、大被害です。

 

手に入れた時は綺麗だった合皮でも、
次のシーズンに使おうとしまっておいた服やカバンなどが、
ボロボロで使い物にならなくなるのはよくある事です。

ただハンガーにかけておいただけでも、フェイクレザージャケットは
見るも無残な姿に変わってしまいます。

 

本革の様にクリームを塗って保湿したり
表面を乾燥や劣化から守ることも出来ないので
ただただ時間との戦いです。

出し惜しみせずつかって、その価値を存分に楽しんでおかないと、
もったいないんです。

まとめ

 

合成皮革はカラーバリエーション豊富で軽くて安くて雨にも強い。
でも2~3年で劣化するので、長く愛用するのには不向き。

本革は重くて高価な場合が多く雨にも弱い。
でも経年変化を楽しみ長く愛用できる「なじみ・こなれ」感を味わえる。

合成皮革の開発が始まってから50年が経過して、ぱっと見ではもう本当に違いを見つけるのが難しいほど技術が進化してきました。
品質表示などに表示されていれば、本革と合皮の違いが判るのですが。
安価な財布やバッグなどは比較的裁断面を見つけることがキモになります。

合成皮革の切り端には、樹脂が塗られている物が増えてきました。これが合皮の目印です。

パーツで使っている部分だと、面積が小さすぎて判断が付きにくい事が多いのですが、
革を使っていれば必ず切断面の部分がどこかにあるハズです。

ポケットの中などで切断面が見えるところを探してみるのも
答え探しになるかもしれません。

 

ABOUT ME
sugizero
主婦として働き始めて20年。まだまだパート・アルバイトから学ぶことはたくさんあります。 マナーもニーズも高速で変化していく時代でも、「働くことで手に入れる学び」があることを日夜楽しんでいます。